健やかな素肌を維持するためには、肌質に適したスキンケアを心がけることが重要となります。
しかし毎日きちんと洗顔や保湿を行っているのに、ストレスや不規則な生活習慣、間違ったスキンケアを繰り返すことで肌荒れやニキビなどのトラブルが起こってしまうという方も少なくありません。
生活習慣が大きく影響していることが多い
思春期ニキビなどの肌トラブルの場合、原因は成長期におけるホルモンバランスの乱れによって過剰に皮脂が分泌されてしまうことが関係していますが、大人になってから出来てしまう症状に関しては、その人の生活習慣が大きく影響していることが多く繰り返し肌トラブルが起こるようなら、まず何が原因なのかきちんと理解することが重要です。
特に現代人の多くは肌の汚れをしっかり落とし、肌に不足している潤いをしっかり与えようとしてスキンケアが過剰になってしまっていることが問題になっています。
本来肌には外部からの刺激から皮膚を守るバリア機能が備わっていますが、洗浄力の高い洗顔料やクレンジングを多用することにより、肌を保護する角質や皮脂を根こそぎ取り除いてしまうと、かえって肌に負担がかかりニキビをはじめとした肌トラブルの原因になる恐れがあります。
そこで健やかな肌を手に入れるためには、正しい洗顔方法をきちんと身につけて肌に負担を与えないスキンケアを行うようにしましょう。
顔を洗う前に手をしっかり洗う
洗顔を行う際には必ず顔を洗う前に手をしっかり洗いましょう。
手には目に見えない雑菌が多く付着しており、汚れた状態で顔を洗ってしまうと毛穴に雑菌が入り込みやすくなる原因となります。
手を洗ったら、水で顔全体をしっかりすすぎ皮膚表面に付着している埃などを除去しておきます。
後は石鹸や洗顔料などを泡立てネットを利用して十分に泡立てて、濃密な泡を顔全体に乗せて指の腹で丁寧にマッサージを行います。
このときグイグイと力を入れてしまうのは肌に負担をかける原因となるので、泡で顔を洗うイメージで丁寧に優しくケアを行うようにしましょう。
毛穴が詰まりやすいTゾーンは丁寧に指の腹で撫でるようにお手入れをし、後は泡が残らないように十分にすすげば完了です。
タオルで顔を拭く場合は優しく押し当てるようにして、水分を取り除くようにします。
自分の肌質に適したクレンジング化粧品を選ぶ
クレンジングを行う際には、まず自分の肌質に適したクレンジング化粧品を選ぶことから始めましょう。
最近では短時間でメイクオフが行えるクレンジング化粧品も数多く登場していますが、オイルやリキッドは洗浄力が非常に高く乾燥肌気味の方が利用すると肌の乾燥を進行させてしまう原因となります。
肌の乾燥は過剰な皮脂の分泌に繋がり、結果として毛穴を皮脂汚れが詰まることでニキビの原因となる場合は多いです。
そのため肌の乾燥を防ぎつつ、メイク汚れもきちんと落とすことが出来るミルクタイプやクリームタイプを利用するようにしましょう。
特にコールドクリームは肌のマッサージケアや毛穴の黒ずみケア、古い角質を取り除くお手入れなど一つで様々な美容効果を与える特徴を持っています。
こまめに古い角質を取り除くピーリングケアを行う
大人になってから出来るニキビの原因の一つに、肌のターンオーバーの低下により古い角質が排出されずに蓄積され、毛穴を塞いでしまうことが挙げられます。
そのためこまめに古い角質を取り除くピーリングケアとして、スキンケアに取り入れるだけでも肌に透明感や弾力を出す効果を期待することが出来ます。
ただ角質ケアを行うと肌は通常よりも乾燥しやすくなるので、保湿は普段以上にしっかり行うようにしましょう。
化粧水を使用する際には手のひらに適量を乗せ、体温で温めてから顔全体にハンドプッシュします。
ぐいぐいこすり付けるのではなく、顔に化粧水が浸透させることを意識してなじませることがポイントです。
後は乳液とクリームで潤いに蓋をすればケアは完了です。